ドルスマートはメットライフ生命の人気商品です。
我が家でも加入しています。
個人的には良い商品だと思います!
しかし、ネット検索すると後悔している人がチラホラ。
なぜ、後悔するのか?その原因について解説します。
ドルスマートとは?

ドルスマートは外貨建ての終身保険です。
万が一の保障を備えながら、将来への資産も外貨で備えることができます。
ドルスマートでは基軸通貨である米ドル建てを採用しています。

終身保険であるため、保障は一生涯続きます。
人生100年時代に対応可能な保険商品です。
ドルスマート3つの特徴について
ドルスマートの特徴についてご紹介します。
万一のための『保障』と将来のための『資産形成』
ドルスマートは外貨建ての終身保険です。
一生涯の死亡保障を備えながら、将来のための資産形成が可能です。
万が一があった場合、まとまったお金(保険金)を受け取ることができます。
これは他の金融商品にはない保険ならではのメリットです。
積立利率は年2.5%を最低保証
ドルスマートの積立利率は年2.5%が最低保証されています。
我が家で契約した時のドルスマートの積立利率は年3.0%でした。
低金利の影響を受け、商品内容が改定されています。
なお、円建ての終身保険の積立利率は1%を切っています。
運用実績に応じて積立利率を毎月見直し
ドルスマートは運用実績に連動して積立利率が変動します。
運用状況によっては最低保証を上回る保障の上乗せと資産形成が期待できます。
ドルスマートには『特別積立金』といったちょっとしたお楽しみも用意されています。
特別積立金とは、10年ごとの資産の運用実績に応じて計算された金額を保険契約に積み増す機能です。
こちらの機能は契約後10年および20年が経過した際に適用されます。
積立利率がふえることはあっても減ることはありません。
ある程度、インフレリスクにも対応できそうです。
ドルスマートはプランが豊富!
現在発売されているドルスマートには様々なプランが用意されています。
低解約返戻金プラン
保険料払込期間中の解約返戻金の水準が低く設定されます。
それによって、付加しない場合よりも保険料を低く抑えることが可能です。
なお、途中解約などについては注意が必要です。
三大疾病・介護保険料払込免除プラン
三大疾病や介護状態により所定の状態に該当した場合、保険料の払い込みが免除されます。
その場合も保障は継続するため、万が一のときも安心です。
三大疾病・介護保障プラン
三大疾病や介護状態により所定の状態に該当した場合でも保険金を受け取ることができます。
死亡や高度障害状態だけではなく、幅広く保障を持ちたい方におすすめのプランです。
ドルスマートはどこで加入できる?
現在、ドルスマートは様々な経路から加入することができます。
- メットライフ生命の営業社員(外交員)
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 金融機関
- 来店型保険ショップ
個人的には、気軽に複数商品を比較できる来店型保険ショップがお勧めです。
情報収集がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
保険も比較する時代、しっかり比較した上で納得のいく商品・プランを選びましょう。
ドルスマートの契約内容について
我が家で加入しているドルスマートの契約内容についてご紹介します。

保険金額は30,000ドル。
日本円で345万円になります。(1ドル=115円の場合)
死後の整理資金などを目的とし、こちらの保険金額にしました。
保険料の払込期間は60歳です。
ドルスマートはお金がふえる?
お金をふやすことが目的であれば、ドルスマートである必要はないと思います。
以下の推移表をご覧ください。

32年目(60歳時)で保険料の支払いが終了します。
払込保険料累計額は12,637.44ドル。
積立利率3%時の解約返戻金額は13,785ドル、返戻率は109.0%です。
これを多いと取るか少ないと取るかは人それぞれ。
確かに増えてはいますが・・・個人的には物足りなく感じます。
外貨建て終身保険であれば、オリックス生命の『キャンドル』の方がもう少し良いです。
商品改定によって保険料・保険金額・解約返戻率などが少しずつ変化してきています。
詳細については最寄りの保険ショップなどで確認してみてください!
ちなみに、私は外貨建て保険よりも変額保険の方が好きです!
我が家ではアクサ生命の『ユニットリンク』とソニー生命の『変額終身保険』に加入しています。
なぜドルスマートに加入したのか?
ではなぜ、ドルスマートに加入したのか?
決め手は『保障効率』です。
- 保険金額:30,000ドル
- 支払保険料累計:12,637.44ドル

少ない保険料で多くの保障を効率よく用意することができます。
これが円建て保険にはない外貨建てのメリットではないでしょうか。
ドルスマートはお金をふやすというよりも、お金をまもる商品だと個人的には思います。
通貨分散としても効果的です!
同じ外貨建て保険でも養老保険や個人年金などを選んだ方がまだ貯蓄効率は良いです。
例えば、個人年金保険であればマニュライフ生命が有名です。
ドルスマートの注意点
ドルスマートの注意点についてご紹介します。
これらがドルスマートのデメリットであり、入ったことを後悔する原因ではないでしょうか。
為替リスク
外貨建て商品には為替リスクがあります。
こちらはドルスマートに限った話ではありません。

通常、外貨建て保険は『円』で保険料を払い込む、または受け取ることが可能です。
その場合、どうしても為替の影響を受けてしまいます。
結果、保険料・保険金額・解約返戻金の全てが為替によって変動します。
これを許容できない人は外貨建て商品を購入しない方がいいです。
なお、保険金額や解約返戻金はドルで受け取ることもできます。
為替手数料
通常、外貨と円を交換する場合には為替手数料が発生します。
メットライフ生命の場合、1ドルあたり片道0.5円(往復1円)のコストを負担する必要があります。
他社では手数料がもっと安いところがあります。
例えば、オリックス生命の為替手数料は片道0.01円(往復0.02円)です。
解約控除
解約控除とは、解約時、減額時、払い済み終身保険への変更時に負担する費用です。
保険料払込期間または契約日から10年間のいづれか短い期間で上記いづれかの手続きを行った場合、経過期間などに応じて積立金などから所定の金額が差し引かれます。
解約控除が適用されている期間中は元本割れします。
保険関係費
保険と名が付く以上は保険(保障)に関するコストが発生します。
- 保険契約の締結・維持にかかる費用
- 死亡・高度障害などのための費用
- 資産運用のための運営費率、積立金を最低保証するための保障費率、その他費用
よって、保険料の全てが資産形成に充当されるわけではありませんのでご注意ください。
これらの費用は、保険金額・契約年齢・経過期間などによって異なります。
詳細には公表されていません。
万が一の保障が必要ない人にとっては無駄なコストと言えます。
まとめ
なぜ後悔するのか?
ドルスマートの保障内容が悪いのではありません!
メリット・デメリットの両方を理解した上で加入すれば後悔することもないはずです。
iDeCoやNISAにもいえることですが、万能な制度・商品はありません。
どれが自分の考え・価値観に合うのか?または合わないのか?を判断する必要があります。
しっかりと比較・納得した上で自分に合ったものを選びましょう!