ここ数年、政府は『貯蓄から投資へ』と国民に促しています。
それもあってか、昔に比べると投資が身近になった印象があります。
しかし、興味はあっても、なかなか最初の一歩を踏み出すことができない方も多いのでは?
もちろん、筆者もそうでした。
筆者が抱いていた投資のイメージ、その後の心境の変化について共有します。
投資・運用を始めたきっかけ
筆者は、学生時代から投資に興味を持っていました。
しかし当時は、「投資=まとまった資金が無いとできない」ものだと思っていました。
また、興味はあるもののやはり「怖い」「危ない」というイメージもありました。
結局、学生時代は何も行動に移すことなく卒業。
社会人になってからも、投資に対するイメージは変わらず。
そんな中、転職活動を経て、金融業界で働くことになります。
そこで投資のイメージが大きく変わることになりました。
投資初心者でも大丈夫!
投資に対し、当然、良い意見もあれば、悪い意見もある。
しかし、結局は自分のお金を使い体感しなければ何も分かりません。
そう思った筆者は、24歳の時に投資の第一歩を踏み出すことができました。
しかし、その時点ではまだ半信半疑の状態。
最悪の場合を想定し、まずは少額からスタートです。
投資はマネーゲームではない!
まだまだ、投資=マネーゲームだと思っている人が多いです。
そもそも、この認識が大きな勘違いです。
一般的に、マネーゲームとは投資ではなく、投機のことを指します。
似たような言葉ですが、意味合いは大きく異なります。
投資とは?
投資とは、コツコツと時間をかけてお金を育てることです。
この成果を期待するには守るべき3つのルールがあります。
- 長期投資
- 資産分散
- 時間分散
過去の実績にもとづくと、保有期間が長期になればなるほど元本を下回る確率が少なくなります。
短期決戦ではなく、長期の視点が重要になります。
投資の手法としては、一括もしくは積立とあります。
筆者は積立を実践中です。
「ドルコスト平均法」という、常に一定の金額で定期的・機械的に買い続ける手法があります。
(社)ドルコスト平均法協会という団体が存在します。
仕事や家庭のことで忙しい中、価格の変動を常にチェックできません。
また、価格は日々変動するため、それに一喜一憂していては精神衛生上よくないです。
結果、この手法が筆者の考えに一番合っています。
投機とは?
投機とは、ハイリスクのもとで短期的に利益の確保を目指すことです。
株式の短期売買やFXなどが当てはまります。
最近では、仮想通貨(暗号通貨)もそのひとつでしょうね。
予想して相場を当てにいく必要がありますが、そんなものはプロでも難しいはず。
一時期、筆者はなぜか仮想通貨に興味が沸いてしまいました。
お試しでBIT POINTの口座を開設。
50,000円ほど買ってみました。
結果は・・・
案の定、元本割れの塩漬け状態です・・・。
一時的にプラスになったときもありますが、やはり人間は欲深い。
「まだ上がるだろう」と利益確定せず、さらなるプラスを狙ってしまいました。
これが大きな誤りでした。
この経験から、やはり筆者には投機は向かないことを学びました。
投資はまとまった資金が無くてもできる!
積立投資であれば、少額から始めることができます。
手元にまとまった資金がなくても、誰でも長期投資家になることは可能です。
やるかやらないかです。
銀行預金だけではお金は増えません。
特に若い世代は、やる以外の選択肢はないでしょう。
公的年金だけでは老後破産する可能性すらあるため、自助努力が不可欠です。
やる人・やらない人では経済的な格差が拡がる可能性大です!
積立投資は退屈!
今となっては、「積立投資は退屈でつまらない」と感じます。
ガツンと増えるわけでも減るわけでもありません。
しかし、それが精神衛生上はとてもいいことであることは重々承知です。
しかし、慣れてくると「怖い」から「退屈」に変わるはず。
そう思えるようになったら、立派な長期投資家の仲間入りです!